ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
今回も、面白い記事を見つけたのでご報告いたします。
飛行機内の安全の為、空港では、搭乗者のボディチェックと機内に持ち込む手荷物検査が行われますが・・・
手荷物はトレイに入れ、ベルトコンベアで送られX線を通してセキュリティチェックが行われますが、何の気なしに使っているあのトレイには相当な数の雑菌が付着しており、中には危険なウイルスが含まれている場合もあるそうなんです。
ヘルシンキ空港の手荷物検査用トレイを調査
フィンランドとイギリスの研究者が、ヘルシンキ空港でこれらトレイの表面についている細菌のサンプルを採取。
空港内で断トツにばい菌が多いのはトレイ!!
するとその半数がライノウイルスやアデノウイルスで汚染されていたことがわかりました。
これらは両方とも風邪のような症状を引き起こす主要病原ウイルス。
さらに、空港のさまざまな表面部分からもサンプルを採り、その10%から雑菌の陽性反応が出た。だが、健康被害をもたらすほどダントツに汚いのは、セキュリティエリアのトレイだという。
トレイの消毒を呼びかける研究者
研究者たちは、セキュリティエリアの出口に消毒剤を置いて、少しでも感染リスクを減らすことを勧めています。
「我々が知る限り、これらトレイはいつも必ず消毒されているわけではない」感染症の専門誌「BMC Infectious Diseases」に掲載された論文にはこう書かれています。
「消毒剤で手の細菌がすべて除去できるわけではないが(例えば、ライノウイルスの場合、アルコールゲルは手洗いよりも効果がないことがわかっている)、インフルエンザウイルスを含む多くのウイルスに効果があることは確かだ」
ただしサンプル数が少なく、空港によって違いはあるかも
この発見が戦々恐々とするもののように思える一方、この調査のサンプル数に注目するべきでしょう。8つのトレイと、空港内の12ヶ所の表面部分だけと少ない。
このサンプルは、フィンランドの2015~2016年の季節性インフルエンザのピーク時に3度採取されたもので、清潔度の異なる空港で調査されたなら、ひょっとすると違う結果が出る可能性があるかもしれない。
空港では消毒用ウェットティッシュを持ち歩こう
だからといって、旅するにあたって消毒剤を持参するほうが安全であることには変わりない。
空港のセキュリティエリアのトレイは、そこから食べ物をとって食べるわけではないにしても、相当汚いことは確か。
なーにかえって免疫が、というレベルではなさそうなので、もし飛行機に乗るなら、消毒用ウェットティッシュを持参し、自分の手荷物を入れる前にトレイを一度拭いた方が安全性は高まるのは間違いないですね。