ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
段々と暑い日が多くなってきて、早いところではすでにビアガーデンを初めて居る所さえあります。
所で、お酒を飲んだあとに、〆のラーメンや雑炊が欲しくなりますよね。アルコールの利尿作用で塩分が不足し、塩気があるものを欲することは理解できますが、あれだけ飲んだり食べたりしたにもかかわらず、炭水化物が欲しくなるのはなぜでしょう?
アルコールは胃や小腸からすみやかに吸収されますが、アルコールは有毒であるため、生体はアルコール代謝を糖代謝より優先して行います。
そのため,食事で摂った炭水化物がグルコースに分解されるのが遅れることが原因といわれています。さらにアルコールに酔うと運動量が増加し、筋肉内でのグルコースの消費が増加することも関係します。
グルコースの吸収が行われていないとき、つまり食事をしていないときは、血糖は肝臓で貯蔵されたグリコーゲンからのグルコース合成(糖新生)に依存します。アルコールはこの糖新生を抑制することもメカニズムの1つです。
糖尿病でインスリン治療や経口血糖降下薬を服用している患者さんは、特にアルコール性低血糖症に気をつけなければいけません。
飲み会で話に夢中になっているうちに、気を失って運び込まれる患者さんは多くいます。糖尿病の患者さんの主治医になったら、アルコールを飲んだ後は低血糖が起きやすいので、低血糖にならないように必ずおつまみ(炭水化物)を食べながらお酒を飲むように指導することが必要になります。
低血糖が起こり得る危険な状況は生体がアルコールを分解している間中続きますから、寝ている間に低血糖になりかねません。あわせて、長時間の飲酒も控えるように指導してあげてくださいね。
ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
一時期よりか少なくなったとは言え、スマートフォンを見ながら「ポケモンGO」をやっている人を、町のいたるところでを見かけます。ポケモンGOで事故が増えているというニュースもありますが、ポケモンは10数年前、医学会、特に癌研究において大きな話題になった事があります。
2005年に、英国の科学雑誌 Natureに、POK赤血球骨髄球性個体発生因子(POK erythroid myeloid ontogenic factor)という転写抑制因子が発癌において重要な役割を果たすという研究結果が発表され、頭文字をとって「POKEMON」という名前がつけられました。
POKEMONは,基本的には発癌の抑制因子なのですが、発癌遺伝子と一緒になると過剰発現して細胞の形質転換を起こし、かえって癌化させることが発見されました。肝臓がんや前立腺がん、膀胱がんや肺がんでも過剰発現していることがわかっていて、これからの癌治療に有効に利用できる可能性があります。
この論文はマスコミの注目もあび、Pokemon’s cancer role revealed(癌におけるポケモンの役割が判明)という見出しで各種雑誌に掲載されました。
これを見たポケモンUSAという会社は,ポケモンと癌が関係あるような表現をやめないとNatureを訴える,と警告したそうです。
ポケモンのイメージが悪くなるということですが、科学者は一様にゲームやアニメのキャラクターに悪影響があるはずがないと憤慨しました。
また,この論文が出てからすぐに、キャッチーな名前をつけようとする科学者と、実際に患者さんに面している臨床医の間で、興味深い議論がありました。
あるオーストラリアの臨床医が、SNSなどで「ユーモアはいいけれど、実際に臨床現場で重い病気と闘っている患者さんのことをもう少し考えろ」という批判を投稿しています。
実は、POKEMON以外にも,slug(なめくじ)やゲームキャラクターのソニック・ヘッジホッグの名前も癌関連遺伝子の名前になっており、何か大きな発見に名前をつけるときには、さまざまな背景を考えたうえで、絶妙のセンスが必要なようですね。
zenkenの商品名や命名のセンスも安易っちゃぁ安易ですが、誰かを不快に思わせたりしないので、それはそれで良いのかも知れませんね。
ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
近頃、益々気温が上がり梅雨を前にしてもう夏かと思う日が続いていますが、夏になると怪談をよく耳にするようになります。なかでも「四谷怪談」は有名ではないでしょうか。
男女関係のもつれから、薬と偽って毒をもられたお岩さんが、容姿が醜く変貌してしまい、ショックのあまり死んでしまうお話です。
所で、このように容姿が変わってしまうような毒とは、一体なんだったのでしょう。また、現代医学ならお岩さんは助かっていたのでしょうか?
お岩さんがもられた毒はトリカブトであったといわれています。トリカブトの根っこの部分は「附子」(ぶす,ぶし)と呼ばれ、アコニチン系アルカロイドを含み、ナトリウムチャンネルを開放する働きがあるため、弱毒化したものは強心作用・鎮痛作用をもつ漢方薬として用いられてきました。
一方で,このアコニチン系アルカロイドは顔面の知覚異常や表情筋の運動異常を起こします。このように、トリカブトは適切な加工処理を行うことで、毒から薬になるわけですが、毒物としてのトリカブトの方が有名で、狩りの際に矢毒として使われたり,保険金殺人など多くの犯罪に使われたこともあります。
トリカブト中毒の典型的な症状は口唇の痺れと報告されており、嘔吐・呼吸困難・筋力低下をきたします。
死因は不整脈、特に心室細動で、除細動に抵抗性を示し、治療に難渋することが多いといわれています。
ナトリウムチャンネル遮断薬であるリドカインが使われることも多いですが、K/Ca/Naチャンネル遮断作用があるアミオダロンの方が有効といわれています。
特異的な治療法も解毒剤もないのですが、胃洗浄、適宜、腸洗浄を追加し,活性炭を投与することが提唱されています。
実はトリカブト中毒は意外と多く、ヨモギやセリに似ているために、毎年各地で山菜と間違えた中毒事故が起きています。
お化け屋敷でみるお岩さんの容姿は、顔面が醜く変形して痣や腫瘍のようなできものがありますが、トリカブト自体にこの作用はなく、顔面神経麻痺の症状を誇張して表現された可能性があります。
怪談噺も怖い話としてだけでなく、いろんな角度から見てみると、より面白さが増しますね。
ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
子供のころ友達と、春休みやGWのような長い休みの間に、計画も、地図も、お金も、何も持たずに自転車でどこまでいけるかと、ちょっとした小旅行。
国道をただひたすら進むだけなんですが、途中大きな下り坂があって、当たり前ですが、何もしなくても自転車はひとりでに進む。
自分は今、世界一早いんじゃないかと錯覚する位 、只々気持ちよかった。
子供心に凄く遠いところまできた事を知り、一同感動。滝のような汗と青空の下の笑顔。
しかし、帰り道が解からず途方に暮れる。
不安になる。
怖くなる。
イライラする。
当然けんかになる。
「泣いてね~よ。」と全員赤い鼻して、目を腫らして強がってこぼした涙。
交番で道を聞いて帰った頃にはもう晩御飯の時間も過ぎてるわ、親には叱られるは、 蚊には指されてるわ、自転車は汚れるわ。 もう散々で、二度と行かないと固く決意。
でも次の日には全員復活。
瞬時に楽しい思い出になって、絵日記の1ページになっていた。
今大人になってあの大きな下り坂を電車の窓から見下ろすことがあります。
家から電車でたかだか10個目くらい。
子供の頃感じたほど、大きくも長くもない下り坂。
でもあの時は、この坂が永遠だと思えるほどに果てしなく長く、大きかった。。
今もあの坂を自転車で滑り落ちる子供達がいる。楽しそうに嬌声を上げながら。
彼らもいつの日にか思うのだろうか。
今、大人になってどれだけお金や時間を使って遊んでも、 あの大きな坂を下っていた時の楽しさは、もう二度とは味わえないと。
もう二度と、友達と笑いながらあの坂を、自転車で下る事はないだろうと。
あんなにバカで、下らなくて、無鉄砲で、楽しかった事はもう二度とないだろうと。
昨年に引き続き、今年のGWも中級セミナーの裏方をしていて、ふと、こんな風に思いました。
ここ数年、私にとってのGWは「Golden Week」ではなく、「Garbage Week」になっていることに気付いてしまった。
皆さんにとってのGWはどんなものですか?
次回、7月の中級も裏方なので、その時にでもお聞かせ下さい。〈ちなみに昨年は3月5月の連チャンでした(笑)〉
さて、そろそろどこかで、リフレッシュしてこよ~っと!!
中国部門
桟原 一一
阿部 泰明
髙森 智之
塙 厚志
所属:全国健康生活普及会(全健会)、日本カイロプラクティック連合会(JCA)、ホリスティックビューティインターナショナル(HBI)、(株)日本直販総本社