暑さ寒さも彼岸までっ!!!!!!
ご苦労様です。zenkenkai・日本カイロプラクティック連合会(JCA)中国Ⅱ地区担当の髙森です。
暑くなったり、寒くなったりと、いわゆる三寒四温と言う時期ですが、いかがお過ごしでしょうか?
寒暖差が激しくなる時期に特に気を付けなきゃならないのが血圧です。ヒートショックシンドロームって言葉があるように十分注意して下さい。
もし、3種類以上の薬を飲んでいるのに血圧が目標値まで思うように下がらない。となったら何が悪いのか?主に3つの理由が考えられます。
1つ目の理由は、薬が適切ではない。
高血圧には一般的に40~50代に多い、血管を締め付ける物質が増え、血管の壁に過度に圧がかかっているタイプ。
一方、60代半ば以降に多いのは、血中の塩分が増える事で、それを薄めようと水分が血管に入り込み、心臓が過剰な水分を腎臓から尿として押し出すことにより、血管が腫れて血圧が上がるタイプ。
前者なのに後者の薬を飲んでいたら、効果を思うように得られません。
2つ目の理由は、強いストレス(緊張)
「白衣高血圧」「職場高血圧」といった言葉を聞いたことがありますか? 普段はそれほどでもないのに、診察室や職場など緊張が高まる場所では血圧が高くなることをいいます。それほど緊張と血圧の関係は密です。
最近は、家庭にいる時に血圧が上がる家庭内高血圧も増えていると言います。職場や家庭で血圧を測定し、普段の血圧との差を調べておくと良いでしょう。
3つ目の理由は、「原発性アルドステロン」。
副腎に腫瘍ができるなどしてホルモンの一種であるアルドステロンが過剰分泌され、血圧上昇を招きます。
従来の高血圧(本態性高血圧)と原発性アルドステロンを併発している人も少なくありません。
血液検査でアルドステロン濃度と血圧上昇の酵素レニンの活性を測定し、比率を調べれば分かります。治療は手術やアルドステロンの作用を抑える薬物投与になります。
なお、目指すべき血圧は年齢や合併症で違います。
家庭で測定する血圧の場合、75歳未満は135/85(㎜Hg)未満。75歳以上では145/85未満。
糖尿病の人は脳卒中などのリスクが高いため、より低い125/75未満が目安になります。
いずれにせよ、規則正しい生活が要ですね